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沫や! 【5.12横浜スタジアム】
 
熱くなれ! 沫やと書いて「あわや」と読む。
「あわや、ホームランかという大きな当たり」など、実況でよく使われる言い回しだ。
因みに泡沫と書くと「うたかた」と読める。ニュアンス的に「沫や」とは、成し遂げようとした側に寄り添う言葉なのかもしれない。
「あわや大惨事」などともいうが、「三浦大輔、あわやノーヒットノーランか!」という表現で今日の試合はまとめることが出来るだろう。

 今季は、貯金のあるチームの応援に球場へ来ている筈なのに、なかなか勝てない。
それも、マートンがライト前ゴロを後逸してフェンスまで転々とする場面や、
能見の一塁トスがとんでもない悪送球となってしまう場面など、
ちょっと信じられないような走者一掃の珍プレーを目の当たりにしてきた。
そして今日は、八回終了まで三浦に無安打無得点に抑えられていたタイガース。
いよいよあと3つのアウトでノーヒットノーランの大記録を献上することなる。
浜スタの空気が次第に騒然としてくる中で、いやはやエライ試合に来てしまったものだと嘆きつつ、運の悪さもここに極まったかと、、、。
しかしかなりの屈辱感のうちに九回表の桧山の打席を見ていたのかといえば、
実は正直にいえばそれほどでもなかった。
むしろ相手が三浦ならばそれはそれで仕方なかんべと思っていた。
心情としては6年前にナゴヤで山本昌にノーヒットノーランを喫した時と似ているか。
山本昌と三浦はタイガースにとって二大天敵ともいえる相手だが、
私はこの二人はどうしても憎めない。
実家は茅ケ崎で日大藤沢高校出身の昌と、弱小ベイスターズの孤高のエース、三浦。
昌に喰らった記録なら、三浦にもくれちゃれと半分ヤケクソにもなっていた。
もし相手が内海や澤村だとしたら、もう怒髪天を衝いていたところだろうが。
 
 しかし三浦の出来はそんなに良かったのだろうか。
とくに先頭の鳥谷にストレートのフォアボールを与えるなど、立ち上がりは悪かった。
金本を敬遠して、二死一二塁の場面で新井を迎えたときもボールが3つ先行する。
捕まえるのならここだった。
ここで捕まえることが出来なかったら徐々に修整してくるのは、長年、三浦を見て予測がつく。
新井はスリーボールからストライクを取りに来た球をあっさりと見送ってしまう。
そして、フルカウントからボールになるスライダーを引っ掛けてピッチャーゴロ。
とくに岩田が投げている時の新井はやらかしてしまうことが多いが、それは新井自身もよくわかっていることだろう。
岩田のために何とかしてあげたいという気持ちが空回りしているのだとしても、
やはりここは結果を残してほしかった。
その岩田もどうもピリっとしない。
ランナーを出しても粘りのピッチングで抑えているのだが、
思っていた以上に修整してきた三浦と比べて、いつまでも悪いなりの投球を続けている。
案の定、六回の裏に吉村に痛打を浴びて2点を献上してしまうのだが、
敬遠で歩かせた走者を返してしまうほど歯痒いものはないのだ。

 大記録がかかった九回の表。
桧山がヒットを打ち、平野が返してようやく一矢を報いたのだが、
負けたのにもかかわらず球場を後にする虎党たちの「ほっ」とした表情が、
今日の試合のなんたるかを物語っていた。



◎5月12日(土)|DeNA8回戦(横浜)14:00開始/21670人/2時間28分
先発:岩田×三浦|スコア:1-2|勝:三浦/負:岩田
※Tigers DATA Lab.



author:ZAto, category:阪神タイガース・野球, 01:26
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