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藤川への遠い道 【9.29明治神宮球場】

 8回の表からブルペンで藤川球児が肩を作っていた。
すかさず本日は控えの藤井がブルペンまで駆け寄り相手を務める。
九回の表に小宮山のところに林か桧山を代打に出すつもりだろう。
これでようやく野球を観に来た気分になっていた。3タテ神宮
 結果的には三夜の逆転負け。そして、とうとう神宮は二カード連続の三タテ負け。
その悲惨な三夜を2階ネット裏でたっぷりと味わうことになった。
もっとも逆転負けというには、どの試合も3点以上の点差がついていたのだから、
惜敗だったという阪神ファンは誰もいないだろう。

 初回にいきなり能見がバレンティンに被弾。いきなり3点を先制される。
昨日、一昨日が逆転負けという体裁だとしたら、今夜はいよいよワンサイドか。
相手は苦手とするエースの館山。もうスタンドは完全に弱気になっている。
しかし能見が立ち直る。結局七回裏まで無安打投球。
金本のホームランが出た、鳥谷のタイムリーも出た。
そしてブラゼルのフラフラと上がったフライを三人が追いかけたがポテンで逆転。
今日は運も味方についた。ようやく一矢報いるのか。
そして八回裏を抑えればようやく藤川につなぐことが出来る。
その藤川はブルペンでバッターを立たせ、投球に力が入っているのがわかる。

 能見からダイレクトに藤川へ繋ぎたかったベンチの気持ちはわかる。
連日のように中継ぎ陣は打ち込まれ、精神的な疲労も貯まっていたはずだ。
しかも昨日は温存した渡辺亮を八回の頭から行く選択肢もあった。
ところが能見は先頭の川島をフォアボールで出してしまう。
一番やってはいけないことをやってしまったわけだが、
崖っ淵のチーム状況。連夜の逆転負け。この回をゼロで抑え藤川にバトンを渡したい。
能見篤史という男はそのあたりのプレッシャーに潰される投手だとは思わないが、
はっきりと外れるボールもあって、明らかに肩に力が入りまくっていた。
無死一二塁からの田中浩の送りバントはライン上で切れそうで切れない。
結局、味方をしてくれていたはずの運も、先頭四球で逃がしてしまったのだろう。
ならば八回の頭から亮で行くべきだったという話も出てくるが、その亮も打ち込まれる。

 前回の神宮3タテはスワローズの気合いに圧倒的された感があったが、
今回はすべての試合で相手の安打数を下回ることなく打つべき人はそこそこ打っていたし、
先発投手が早々と崩れた試合やしょうもないエラーでの失点もお互い様。
それほど完膚なきまで叩きのめされたという印象はない。
しかし前述したように惜敗が続いたともとても思えず、ベンチワークの差だとしかいいようがなかった。
ここぞという場面で相手のクリーンアップは思いっきりバットを振り抜く。
スワローズ主軸の勝負強さと、タイガース投手陣の勝負弱さ。
これもまたベンチの雰囲気がそうさせるのだと思えてならない。


 最終回のタイガースの攻撃。すでにブルペンに藤川の姿はなかった。
ブルペンからマウンドまで、駆け足で30秒もあれば到着するのだが、
チームにとっても藤川にとっても、そのマウンドは果てしなく遠かった。



9月29日(木)|ヤクルト19回戦(神宮)18:00開始/20068人/3時間06分
先発:能見×館山|スコア:4-7|勝:押本/S:林昌勇/負:能見
※Tigers DATA lab.


author:ZAto, category:阪神タイガース・野球, 09:28
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