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禁煙十字軍が来た!

 サウナで汗をかき、露天の湯気と身体からのぼる湯気に包まれながら、一服。
それが冬空の中、肺腑を循環して吐き出される煙が湯気とシンクロしていく至福。
こんな露天のベンチに灰皿を置いている銭湯に感謝しつつ、この至福を知らない人たちがいることを心の底から気の毒に思う。
……以上、半分は冗談です(汗)。
でも半分の本気というのがあって、その半分の思いに対して、嫌煙家からのバッシングがいよいよ熾烈を極めてきた。

 去年、このブログにて「神奈川の禁煙条例について」という駄文を綴った。
 そしてどうやら横浜市、相模原市、東京都町田市と隣接する我が住処の○○市が、その先駆として名乗りを上げたようだ。
それにしたって、いち早く家庭ごみ排出の有料化に踏み切り、県内有数の財政難にして行政サービス最悪といわれる○○市において、禁煙運動にかける財政支出についてはモノもヒトも随分と大した大盤振る舞いではないか。



 そもそも「吸殻のポイ捨てから街の美観・環境を守る」というお題目のもとに、市内の駅前、繁華街に立てられた尋常ではない膨大な数の幟や地面のプレートは、限りなく美観を損なうばかりか、私にいわせれば殆どヒステックであるとしか思えない。
そもそも幟や旗印を立てて追い詰めるなどというのが、三国志、十字軍の昔から侵略者の発想そのものではないか。
駅通路の狭間の辺鄙な場所に申し訳程度に設置された灰皿。
住処の最寄り駅は私鉄2路線が乗り入れる小さなターミナル駅なので、
それなりに乗換え客も多く、この小さな喫煙エリアでは落ち着いてタバコを吸うことなど不可能。
さらに驚くなかれ、灰皿の前に白線が引かれており
「喫煙は白線の内側でお願いします」ときた。
一体、何から何を守ろうとし、何を防ごうとするつもりなのか。
以前、高田馬場駅のターミナルにある喫煙所の前で「禁煙キャンペーン」が繰り広げられていたことがあった。
ようやくタバコが吸えるエリアに辿り着いたサラリーマンが、
憩いのひと時を味わっている背中から大音量のスピーカーでタバコの害をアジる無神経さ。これには本当に腹が立った。
こうなると立派な人種隔離政策だ。

 確かにその昔は電車だろうが、飛行機だろうが、野球場のスタンド、映画館の中高校の部室だろうがタバコを吸っていた。それが許された大らかな時代でもあった。
実際、昔の甲子園球場のチケットに記載された禁止事項に「喫煙」の文字はない。
そんな私でも喫煙についてはそれなりに社会情勢の変化には合わせてきたつもり。
非喫煙者と食事をするときは必ずひと言申し添えることは忘れないし、場所も構わず煙を吐き続け、吸殻をなんの躊躇もなく捨てるような傍若無人のスモーカーではない。
もちろん他人の体内に入り込んで吐き出された煙を嫌うというのも理解している。
実は喫煙者であったとしても、他人のタバコの煙を嗅ぐのは気分のいいものではないのだ。

 そんな私もタバコを止める用意はある。
だいたいタバコに年間25万以上の出費は尋常なる額ではない。
この半生でタバコに幾ら遣ったかなどは恐ろしくて考えたくもないが、更なる値上げによってそれがいよいよシャレにならなくなってきた。
そして初めて職場が禁煙となったのを経験したのが、今から15年ほど前。
そこでガタンと仕事の効率が落ち込んだことを憶えているが、当初は「タバコをデスクで吸わせない会社が悪い」などと傲慢にも思っていたものの、最近は喫煙所に行くための離席時間が非喫煙者に比べてあまりにも多く、それが気になり始めてきた。だから申し訳なさから速や吸いをするので喫煙本来の快感にはほど遠い。
因みに現職場での喫煙者はたったの3人。あとは殆どが禁煙成功者となっている。
数年ぶりに会った人たちと飲み会をやれば、必ず何人かは禁煙成功者がいて、そのことで驚くこともなくなったし、タバコを止めたといっても「偉い!」という感覚もなくなった。
気がつけばレストランで喫煙エリアに空席があったりもする。

 昨年のこと。自分の意志で禁煙する自信がまったくないので、職場近所の医院で禁煙外来の説明も受けた。
内服薬で喫煙への依存を消滅させるという治療できちんと保険が適応されるという。
晴れて煙草依存は国から「病気である」と認定されたわけだ。
しかし国の保険負担なので、治療を始める以上は途中で投げ出すことは許されない。
院長から「○○さんに絶対にタバコを断つという意志はありますか?」と聞かれ、
「…いや、もう少し考えさせてください」と(笑)。
もともと「タバコが健康に悪い」などと爪の先も思っていないのだ(爆)。

 それよりも一番腹が立つのは高額納税者に対する行政サービスの悪さだ。
上記した○○市のような扱いをされると、天邪鬼な私は「誰が止めるかい!」と思ってしまう。
何より嫌煙運動の一部に見られるヒステリーはとにかく煙たい!(爆)
何が腹立つかといえば、「健康を気遣っているのだ」というお題目にある。
それが今度の税率アップの議論で非常に醜悪な形で現れたのではないだろうか。
税収が落ち込むたびにタバコと酒は値上げされ続けた歴史を持つ。
「欧米先進国なみにタバコの定価を上げるべきだ」
「いや、そんなことをしたら、逆に税収の減少につながる」
「産業に従事されている人たちに配慮すべきではないのか」
こういう議論の綱引きはまったく聞き飽きているのだが、某・長妻大臣は言い放つ。
「例え、税収が下がったとしても国民の健康を考慮すべきだ」と。



 前回も書いたが、よくいわれるタバコの害について私は懐疑的に思っている。
何故、ずっと昔から「有毒であると疑われる」という見解で留まっているのか。
いつまでパッケージに印刷されているような「疫学的な推計によると〜」なる曖昧な文言をいい続けるのか。
高校の時に読んだW・ホイットピー博士の著書で「何故、タバコは健康に良いか」という衝撃的な定義を目にしてから三十年。
もう世界の医学会もWWFもタバコの有害性を確証する作業を放棄して、
推定有罪で「悪いと思われるものは悪い!」で決着させるつもりなのか。
少なくとも世の中には喫煙者と非喫煙者がいるのだから、副流煙、受動喫煙の臨床実験を正確にデータ化するべきではないだろうか。
それがまったくなされないまま「他人のタバコの煙を○本吸えば、1本吸ったと同じ」といった根拠不明な話が真実であるかのようにプロパガンダされるのは危険極まりないと思っているのだがどうだろうか。
「タバコのどこが有害なのだ!?」
「そんなの常識でしょ」
かくも常識とは恐ろしい。

 私は非喫煙者と嫌煙家とはまったく別の人種だと思っている。
幸か不幸か、もし私がタバコを止めたとしても絶対に嫌煙家にはなるまいと思う。

 では灰皿が一杯になってきたので、以上っ!(爆)




author:ZAto, category:戯言, 16:13
comments(6), trackbacks(0), pookmark
Comment
ザトさん、おはようございます

今年も宜しくお願いします
身体には気をつけてね
夏頃に会えればうれしいです
しんじろう, 2010/01/05 6:04 AM
しんじろうさん、明けましておめでとうございます。

旧年中はお世話になりました。
今年も宜しくお願い致します。

ZAto, 2010/01/05 11:28 PM
ZAtoさん、こんばんは

どうも本格的な風邪をひかれたご様子で・・・
お大事になさってくださいませ

風邪の時って煙草がまずいですよね(無理矢理話題を繋げてみました〜)
早く治して美味しい煙草を吸ってください
ちなみに私、煙草が体に悪いなどとは全く思っておりません
菊, 2010/01/08 3:40 AM
菊さん、こんばんは。

外回りのときは多少の風邪でもちょいとサボれたのですけど、内勤だと早退するしかないのがつらいです。

風邪をひいて以来、普通のタバコが美味しくないので、ハイライトのメンソールにしています(笑)

タバコ依存といっても、寝ているのに吸いたくなって目が覚めるなんてことはないので、体調を考えながら本数は抑えるようにはしようと思います。

菊さんも何かとお疲れのご様子ですので、
そんなときこそ風邪の侵入にはお気をつけください。

ZAto, 2010/01/09 2:14 AM
煙草が身体に良くないか否か。

は喫煙者として人並に気がかりではありますが
私は、一消費者として、
あの恐ろしい警告文について、
ちょっと想像力を使って考えてみました。

もし、自分が、たばこを作って売る側で、

人の体に入れるものであるが故に当然
すべてを知って把握している煙草会社の
人間だとします。

もしそんな自分が
「たばこはぜったいに身体に悪くない」
ということを「知っていた」
としたら、

私は、どんな圧力にも屈せずに
あんな警告文を載せないでしょうね。

なぜなら、
売り上げ、購買意欲の減退につながる
「嘘」をわざわざ載せる理由がないからです。

そしてみんなの前で胸を張ってこう言うでしょう。
「たばこは身体に悪くありません」

私は、たばこ会社の人が警告文を
いかなる
強力な圧力がかかったとしても、
載せることを拒み通さなかったのは

「たばこは身体に悪い」ことを
知っていたからだと思います。

この考え方、推測の仕方は
どんなデータよりも
説得力のあるものだと
自分では思ってます。

ただ、これとは別に
個人的に思うことは
ニコチンの依存性、は
健康を害するトリガーには
充分なるなあとは思います。
仮に、たばこの全成分が
害とは無縁の健康によいもの
だったとしても
依存性でとりすぎる、
摂取量をコントロールできなければ
毒になってしまいます。

ま、どんな物事も
よほどの場合でないかぎり
事後のフォローが
充分で適切であればOKかなとも
思ってますけどね。
治療のことじゃないですよ。


お耳に優しいことを
言おうとしたのですが
読んでるうちに
ああ、この方は
煙草が本当は好きじゃないんだなあ
というのが伝わって来てしまいましたので。

こんな感じになってしまいました。
けむーる人, 2012/02/01 4:42 PM
けむーる人さんこんにちは。

古い記事にコメントされていたのを気がつかずにいたのはひとえに私の怠慢であって、決して初めての名前を使いながらも挨拶もなく登場されたことを憤っていたわけではございません。

確かに煙草は好きで吸っているのではなく、
やめられないから吸っているとはいえるかもしれませんね。

ただあの警告文は文脈がひどくあいまいで、
残念ながらあれを恐ろしいと思ったことは一度もありません。
むしろもっとリアリティのある警告文にせえよと苦笑している次第なのです。
zato, 2012/02/19 5:11 PM









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