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何故かJリーグを観戦してきた

 Jリーグのみならず校内の球技大会のサッカーすらまともに観た記憶がないほど、
サッカーという競技にはまったく馴染んでいない私ではあったのだが、
とある日、「うちの会社がフロンターレの協賛をやっているんで、招待するけど、どう?」
「Jリーグ?ええよ、話のタネに一度観てみるかな」みたいなやりとりをしていた。
もちろん住処の沿線にある競技場という気楽さもあったし、
「神奈川決戦は負けられん」というフレーズにくすぐられるものがあったような気がする。

 もちろん、その話が出たときには、まさかスワローズが大失速し、タイガースにCS出場の目が出てくるなどとは夢にも思っていなかった。
タイガースの残り試合は4。昨日の甲子園では直接対決で叩かれ、全勝は必至という状況。
そんな中で、このJリーグの話自体がすっかり忘却の彼方にあった。

 「えっ、等々力?だって甲子園最終戦だよ、無理無理」
 「会社の招待だから今さらドタキャンは…」

 かくしてタイガースがCSでシノギを削り、甲子園の最終戦だという日曜の昼下がり。
何故か私は川崎フロンターレVS横浜F・マリノスが闘う等々力競技場にいた。

駅貼りポスター“神奈川覇権”

 会場の等々力競技場は川崎市の等々力緑地のエリア内にある。出かけたのは初めて。
最寄り駅にこそ大会のポスターはあったものの、徒歩ではしんどい距離なのでバスに乗る。
改めて繁華街の中心にある野球場がいかに好立地なのかと思う。
等々力競技場のゲートをくぐるとスタンドは超満員。
スタンドが観衆で埋まっていること自体は野球でも見慣れている光景だが、
いつもの扇形ではなく楕円のフィールドであることにまず違和感。
サッカーのサポーターたちの雰囲気も随分、野球ファンたちとは違う。
野球ファンが老若男女が勝手気ままな恰好で、くっちゃべりながら焼き鳥片手にビール飲み、通路にだらしなくたむろいながら、終始喫煙所の灰皿からもくもく煙りをなびかせていたりするのに比べると、ほぼ全員が統一したジャージを着たJリーグサポーターたちは、見たところ私語も少なく、前のめりになって終始吠えまくっていたという感じだった。

 子供たちと手をつないで選手が入場。そして記念写真。
テレビでよく観ている光景。こういう様式は生観戦の場合は少し嬉しい。

等々力競技場

 我々の席はゴールポストの斜め上段。フィールドを縦にみる位置だった。
しかしアウェーである横浜F・マリノスの応援エリアの隣だったため、
フロンターレの協賛招待席であってもマリノスサポーターたちが身体を揺らしながら歌う、
“ ♪ オ〜エフマリ〜ノス〜 オオオ〜オオオ〜エフマリ〜ノス〜!! ” が喧しい(笑)。
おかげで、今も耳にこびりついて離れない。
そう思うと “ ♪ かっ飛ばせー、カネモト! ” という応援のなんと牧歌的なことか。
しかし、例えばゴールを決められたときに頭を両手で押さえての「OH!ノー」というポーズには申し訳ないが笑ってしまった。普段、日本人はそんな嘆き方をしないと思うのが。

 試合はフロンターレがゴールふたつを決めて快勝。
生観戦でゴールネットを揺らすシーンが観られたのはよかったと思いつつも、
何せサッカー音痴でルールの詳細まではわかっていないという観客だったので、
試合を楽しんだとはいい難く、選手もマリノスの中澤くらいしか認知できないまま、
ボールの行方を追いかけているうちに、試合が終ってしまったという印象。
インターバル込みで正味2時間では、野球慣れしているだけに早すぎる。

 とくにゴール前のもみ合いが向こう側のエリアで行われるとお手上げで、
やはりトラックのある競技場ではピッチが遠く、ただでさえ小さく見える選手たちが、
それこそめまぐるしく動き回るので、スピードは体感出来ても迫力や緊張感を感じたかといえば今ひとつだった。
よくわかっていないなりに、フリーキックの場面やセットプレーが観たかったと思う。

 サッカーのライブはチームへ強い愛情を持つサポーターたちのものなのかもしれない。
川崎でも横浜でも関係ないというノンポリの素人見物客ならテレビで十分か。
ある意味、野球といろいろ比べて面白くはあったのだけど。


author:ZAto, category:戯言, 01:31
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